VRミュージアムで感じたVRの現状と課題に対しての感想
パンチラインの世界を舞台にしたVRアプリ、VRミュージアム(iOS版)を購入しました。
パンチラインとは
GoogleCardboardやハコスコ等を使ってVR空間を自由に歩き回り、そこに住む女の子たちの生活を見ることができます。
もともとGooglePlayで公開されていましたが、内容が過激なためiOSでの公開が危ぶまれていました。無事審査を通過したようです。
スマホのVRアプリの中ではかなり充実した内容になっていると思います。
多くのアプリがVRの"触り"だけを体験させるに留まっているのに対し、VRミュージアムはがっつりと仮想世界で遊ばせる内容になっていると思います。
長時間のヘッドマウントディスプレイ利用はきついかも
VRミュージアムは頭を上下に振ることで前進できるのですが、これが結構煩わしいです。
これこそコントローラーやMarkerRingなどでスムーズに移動させてほしいんですが、そうはなっていません。
こういった首ふりの操作がなかったとしても、ヘッドマウントディスプレイを長時間使うのは辛いなと感じました。
顔に対する違和感と閉塞感がどうしてもあります。
自作のGoogleCardboardとOculus等の高級端末では比較にならないと思いますが、やはり顔を覆うことに対する違和感は大きいと思います。
スマホだからVR体験は"触り"だけのものでも仕方ないかと思っていましたが、高性能な端末になってもこの違和感をなくすことは難しいんじゃないかなと感じました。
ただし、足踏み移動で没入感は数倍にアップ
その場で足踏みをすることで端末を上下させ、首ふりと同じように移動することができます。
これをやると一気に没入感がアップします。本当に建物の中を歩いているように感じますし、行きたいほうにスムーズに移動できます。
集合住宅の方は下の階から苦情が来ないように気を付ける必要がありますが。
楽しい上に運動にもなり、かなりおすすめです。
テレビ等の従来のメディアは、没入感が低い代わりに手軽です。
集中した時の疲労感もVRメディアのほうが確実に大きいと思います。
手軽さと没入感がうまく一緒になれれば、VR関係のメディアももっと主流になると思います。
それか、人間の周りにプロジェクションマッピング等でVR世界を描写するほうが、身体的な違和感はすくないんじゃないのかなと思いました。
360度表現できるプロジェクターと視線や顔の向きを感知するセンサーが組み合わせれば、違和感ないVR世界が実現するのではないでしょうか。
網膜に直接投射する技術もあるようですし、違和感を少なくすることが大きな課題になるとおもいます。
しばらくはVRミュージアムで遊べると思います。