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独楽鼠吾郎のはてな日記

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げんしけん 斑目晴信を放っておけないのはなぜなのか。考えてみました。

月刊アフタヌーンで連載中の「げんしけん」20巻が発売されました。

僕は完全にこの作品の虜になっています。

 

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魅力的なキャラクターが非常に多い作品の中、現在"斑目ハーレム"というものが展開されています。

ここで中心人物の斑目晴信(マダラメ ハルノブ)が誰と結ばれるのかというのが非常に気になるところですが、展開そのものよりも中心人物の斑目に大きな魅力を感じてしまいます。

 

不器用で純粋で、読者は斑目と同一化してしまう

失恋の影響から仕事も辞め、現在無職

その容姿から一見ぎすぎすしたキャラかと思いきや、サークルメンバー達には非常に繊細に接するやさしさも持ち合わせた斑目さん。

初代のころとはかなり見た目も変化しましたが、どうしても自分と斑目というキャラを同一化して見てしまう読者は多いと思います。

ギルティギアが登場するOPを見るたびに、自分の大学生活と重ねてしまうのは僕だけではないと思います。

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とにかく優しい 

でも今日は、頼んでもないのにこんな場を作ってくれた子たちがいて、君は、自分から話を振ってくれた。

春日部さんと二人っきりの部室で言った斑目のセリフが彼の性格を表していると思います。

 

無理やり告白させられた!とか

余計な事しやがって!とか

他人の行動をそんな風に考えず、善意として受け取る彼の姿勢から優しさを感じます。

その後の春日部さんのセリフも、まっすぐな斑目の言葉に誠実応えていて、何度読んでも感動する素晴らしいシーンになっていました。

 

最新話(125話)で自分の情けなさを揶揄されるようなシーンもありますが、決して怒ったりせず、自分と向き合って恥じらう素振りを見せます。どこまで良いやつなんだ。これはみんなが放っておけないのも当然だと思います。

 

 

 

 

初代現視研からの読者は30台から40代半ばの人が多いのではないでしょうか。

初代をリアルタイムで見ていた読者は現在大学やサークルから離れて生活している人がほとんどだと思います。

 

そんななか現在展開されるげんしけんのストーリーは、かつての自分の青春の続きのようなものを、色あせることない現代の輝きとともに描いてくれているようで、非常に眩しく感じます。

 

多くの人が斑目を自分と重ね合わせるから、作品自体も目が離せないものになっているんだと思います。

 

最新号も非常に盛り上がっているようなので、コミックで感動するためにアフタヌーンは購入していませんでしたが、習慣を変えてしまいそうです。遅れずに彼らの生活を読みたい...

 

げんしけん 二代目の十一(20) (アフタヌーンKC)

げんしけん 二代目の十一(20) (アフタヌーンKC)

 

 

アフタヌーン 2016年 08 月号 [雑誌]

アフタヌーン 2016年 08 月号 [雑誌]

 

 

 このように書くと、読者である僕自身に対しては、不器用な(だと思っている)自分を美化しすぎて気持ち悪いとも思ってしまうんですが、作品自体からは気持ち悪さを感じないのは絵柄やページ構成、見せ方の巧みさなのかなと思います。

 

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あまりに面白いのでハーレムメンバーについてまとめてみました。